特別寄稿
国立病院・療養所の再編成と独立行政法人化への動き
川野 宇宏
1
1厚生省保健医療局国立病院部運営企画課企画法令係
pp.1136-1142
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902874
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国立病院・療養所は,国として担うべき政策医療を実施する医療機関である.政策医療機能を担えない施設については,昭和61年より再編成計画に基づき再編成を進めてきており,本年3月には再編成計画の見直しを行い,そのいっそうの推進を図っているところである.また,近年の行政改革論議の中では,国立病院・療養所について,平成16年度に独立行政法人に移行することが決定されたところである.
本稿では,国立病院・療養所の歴史を振り返り,これまでの再編成の動向を説明した後,独立行政法人化が決定されるまでの経緯,独立行政法人制度の概要を解説するとともに,国立病院・療養所の今後のあり方を踏まえ,独立行政法人化に向けた今後の取り組みの方向について展望することとしたい.
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