連載 病院めぐり
独立行政法人国立病院機構姫路医療センター
越山 雅文
pp.945
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100571
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国立姫路病院は,平成16年4月1日より,国立病院の独立法人化政策のもと,独立行政法人国立病院機構姫路医療センターと名称が変わりました.当病院は,姫路(人口約47万人)の中心街に位置し,あの世界遺産で有名な姫路城の東隣りに位置し,環境的にも恵まれた病床数430床の西播磨の中心的病院です.もともとは明治31年に姫路陸軍衛生病院として設立され,昭和12年に姫路陸軍病院となり,昭和20年に国立姫路病院として発足した歴史のある病院です.ところが,近年,当院はまったく新しい病院に変貌し,平成12年8月には入院病棟が,平成14年9月には外来棟が新築され,姫路城の景観とマッチした綺麗でかつ清潔感のある病院に生まれ変わっています.
産婦人科に関していえば,以前,母子センターと呼ばれていたように,周産期中心の診療形態をとっていました.現在も国の生育医療強化病院に指定されており,NICUも可動しています.分娩は,基本的に陣痛促進薬をできる限り使用しない自然方式にしており,LDR室にて家族と一緒にゆったりとした雰囲気のなかで安全に子供を産めるように配慮しています.
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