連載 院内感染対策・5
東京大学医学部附属病院分院の院内感染対策—1.薬剤師の役割
木津 純子
1
,
山本 健二
2
1東京大学医学部附属病院分院薬剤部
2東京大学医学部附属病院検査部細菌検査室
pp.1075-1078
発行日 1999年11月1日
Published Date 1999/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902862
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院内感染防止は,医療従事者一人ひとりが院内感染に対する意識を向上させることが最も重要である.薬剤師も医療チームの一員として防止対策を推進する役目を担っているが,その働きの一つに抗生物質の適正使用推進がある.東京大学医学部附属病院分院薬剤部では検査部と協力して抗生物質の使用量とMRSA分離患者数の調査を行い,感染防止の一翼を担ってきた.
本稿では東京大学医学部附属病院分院の院内感染対策の連載第1回として,当院の感染対策委員会について紹介するとともに,当院における抗生物質の使用量とMRSA分離患者数の変遷について述べる.
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