短期連載 病院マネージメントからみた平均在院日数短縮法・3
平均在院日数短縮の意思決定支援モデル
堀口 裕正
1
,
長谷川 敏彦
2
1九州大学大学院医学系研究科医療システム学教室
2国立医療・病院管理研究所医療政策研究部
pp.466-469
発行日 1999年5月1日
Published Date 1999/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902708
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本連載では,平均在院日数の短縮の必要性,長期化の原因,実際の取り組みとそこから考えられる方法論の検討を行ってきた.だが,一般論としては理解できても,実際に各病院で運営戦略の見直しをする段になったり,実際の活動の中にそれを反映させていく際に,いろいろな問題が出てくることは容易に想像できる.
平均在院日数の数値を良くしようとなんらかの手を打つと別の部分が悪くなるといったことは日常的に起こることである.その中でも平均在院日数の短縮を実現しなければならないのならば,その副作用もきちんと把握したうえで,それなりの覚悟と周到な準備が必要となってくる.
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