特集 岐路に立つ中小病院
中小病院の医療と経営の新戦略—自院の役割,職員の士気,病病連携
花岡 和明
1
1井上記念病院
pp.426-427
発行日 1999年5月1日
Published Date 1999/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902694
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当院はこの4年間で,外来で2.5倍,入院で2.8倍,ドック・健康診断で4割,受診者数が増加した.同期間に年間総収入は約2.6倍増加している(11.7億円→31億円).土地を処分し,医療施設近代化施設整備事業の援助を受け全面的に改築したことがきっかけであり,政令指定都市の中心という恵まれた立地条件からすれば当然の成長と思うが,この間の院長としての基本経営方針と今後の課題を集約すれば表題のごとくになる.この方針のもと,さらに外来数を増やし,90%以上の病床稼働率を維持し,経費節減をするということに何の目新しさもないが,表題の意味を筆者なりに説明して執筆の責を果たしたい.
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