特集 病院組織と意思決定—コーポレイトガバナンスとは何か
当院では組織と意思決定をこうしている—常にディスカッションを基礎に
細木 秀美
1
1医療法人仁生会細木病院
pp.236-237
発行日 1999年3月1日
Published Date 1999/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902646
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当法人は第二次世界大戦から復員した創設者,細木高行が1946年に開設した無床の細木診療所から1955年に細木病院となり,1958年医療法人仁生会細木病院となって現在に至っている(表1).その間,次第にベッド数を増し,1985年には病床622床にまで増床した.1964年には土佐看護専門学校を開設,1975年に高知市の郊外に三愛病院を開設した.1988年には精神科デイケア「フレンズ」開設.1992年には在宅介護支援センター「一宮」,1993年には在宅介護支援センター「城西」と訪問看護ステーション「高知」を開設し,翌年には訪問看護ステーション「高知西」を,そして1995年には老人保健施設「あうん高知」入所50床,ショートステイ30床を開設した.
1996年には,老人デイケア「ゆうゆう」を開設し,その暮に高知市より西に約16kmの日高村に無床の診療所「日高クリニック」を開設した.その翌年,細木病院は一般病院の320床と細木ユニティ病院271床(精神神経科231床と内科40床)に分割した.1998年の春から老人デイケアは「ゆうゆう1」と重度痴呆の老人デイケア「ゆうゆう2」に分割された.医療法人仁生会細木病院は急性期病棟140床は新看護2:1(A)で平均在院日数20日であり,他は療養型病棟180床である.また細木ユニティ病院は34床が精神神経科の療養型病棟であり,他は新看護体制2.5対1(A)である(表2).
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