特集 医療ビッグバンと公私の役割を考える
自治体病院の経営上の問題点
岩堀 英道
1,2,3
1前:自治省財政局準公営企業室
2現社団法人全国自治体病院協議会企画調査部
3現社団法人全国自治体病院協議会経営指導部
pp.970-974
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902538
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この数年,国・地方自治体の財政状況の悪化,経済のグローバル化,行政改革・規制緩和の推進,情報公開時代の到来といった病院経営に間接的に影響を与える環境が大きく変化する一方で,介護保険制度の導入,医療費の患者個人負担2割の実施,地域医療支援病院の制度化,社会保険診療報酬における平均在院日数の変更といった病院経営に直接影響を与える施策が毎年のように講じられている.
このため,これらの状況変化にどのように対応すればよいかなどの課題を抱え,それに適切に対応していかなければならないため,自治体病院の経営はますます困難になってきている.
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