特集 医療ビッグバンと公私の役割を考える
医療ビッグバン下の公立病院—構造改革と地方分権の推進の中で自治体病院はいかに生き抜くべきか
朝日 俊弘
1
1参議院議員国民福祉委員会
pp.975-977
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902539
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最近「ビッグバン」(Big Bang)という用語が様々な領域で多用されている.もちろん医療の分野とて例外ではない.最近では「医療ビッグバンで消費税撤廃!」をメイン・スローガンに,参議院選挙をたたかう政党すら出てきた.この「ビッグバン」という用語が,本来の「宇宙誕生の大爆発」の意味を離れて,今日的に「金融システムの大改革」を指す言葉として用いられる場合には,「フリー,フェア,グローバル」の三つがキーワードとなることが知られている.
では「医療ビッグバン」といわれる場合にはどうであろうか? 実際には言葉の使い方はバラバラで,その意味する内容や強調されるポイントは,使う人によって必ずしも一様ではない.
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