特集 自治体病院改革は成功するのか
自治体病院の経営の問題点
河北 博文
1
,
田崎 博之
2
,
橋本 昌仁
3
1社会医療法人河北医療財団
2社会医療法人河北医療財団 経営企画部
3社会医療法人河北医療財団 診療情報管理課
pp.644-647
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209919
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●自治体病院の経営の問題点は,多額の繰入金として地方交付税があてられるなどさまざまあるが,自治体病院と民間病院においてイコール・フッティングを確立していくことが重要である.
●自治体病院のガバナンスを機能させるためには,自治体直轄型よりも独立行政法人型の方が望ましいが,さらにその先にある法人形態として社会医療法人が考えられる.
●地域医療構想を視野に入れた自治体病院の方向性は,既存機能を高めるのではなく,地域に必要とされる機能にかたちを変えていくことである.
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