グラフ
新しい医学教育の流れに取り組む—佐賀医科大学附属病院総合診療部・救急部
pp.9-14
発行日 1997年1月1日
Published Date 1997/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902001
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国立大学最初の総合診療部
佐賀医科大学附属病院は1981年に開院したが,各地に新設された医科大学のなかでも,全国に先駆けて特徴的な総合診療部を開設し,現在に至っている.これは細分化する専門化の弊害を払拭し,新しい時代の臨床医—「総合的な視野に立った医師」の育成を目指したもの.
総合診療部は現在,川崎医科大,京都大等々15大学に設置され,その機能や役割は大学により若干異なるが,ここでの医師育成への期待は高まっている.また,総合診療部,総合外来をうたう病院も増加し,患者の訴えに応えようという機運が高まっているといえよう.
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