投稿 GM Report
佐賀大学医学部附属病院総合診療部での定期的な専門研修の振り返り
多胡 雅毅
1
,
藤原 元嗣
1
,
相原 秀俊
1
,
徳島 圭宜
1
,
香月 尚子
1
,
山下 秀一
1
,
大串 昭彦
2
,
杉岡 隆
2
1佐賀大学医学部附属病院総合診療部
2佐賀大学医学部地域医療支援学講座
pp.1420-1423
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202885
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佐賀大学医学部附属病院総合診療部(当科)の専攻医は大学病院と市中関連病院(2つの公立病院と1つの急性期2次病院)を数年ごとに異動し、さまざまな病院で実践を積む。我々の総合診療医教育の理念は、派遣先の指導医と大学に所属する総合診療医が協力して総合診療医教育を行うことである。派遣された専攻医は、その理念と総合診療専門医プログラム整備基準1)のWorkplace-based assessment、Case-based discussion、メンタリングシステムの構築に関する記載に基づき、当科から派遣された常勤指導医と、当科と地域医療支援学講座の助教以上の教員より教育を受ける。教員の訪問は週1〜2回行い、診療指導に加え研究・論文執筆・学会発表などの学術指導、メンタリングなどの質の高い指導を提供する。専攻医に対する調査では、後期研修・指導医・訪問指導への満足度は高く、一定の効果が見られた2)。
さて、当科ではこれらの基本的な取り組みに加えて、大学に定期的に専攻医および指導医を召集し、個々の専攻医の研修内容を発表させる形での振り返り(専攻医振り返り)を開催している。
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