レポート
大型自治体病院の経営実態を分析する〔第1部〕—500床以上の中核病院50の経営を8〜12年間フォローして
武 弘道
1,2
1鹿児島市病院
2鹿児島市立病院
pp.391-394
発行日 1996年4月1日
Published Date 1996/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901787
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はじめに
1987年度を境に日本の病院の経営は年々悪化しており,最近では病院経営改善のためのセミナーなどが各地で頻繁に開催されるようになってきた.しかしながら日本の病院の経営は西欧諸国のそれと大きく異なるところがあり(外来収入,保険点数,医師の採用など),外国の病院の経営分析の方法をそのまま持ち込むわけにはいかず,独自の分析指標を使用せねばならぬ部分がある.
筆者は1994年の全国自治体病院協議会の病院長・幹部職員セミナーにおいて「平成4年度の大型自治体病院の経営分析」のテーマの下に50の大型自治体病院につき分析を行い報告したが,1996年1月には同セミナーにおいて再度「大型自治体病院経営の昭和62年,平成4年,平成6年度の変化」というテーマの下に講演した.
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