霞ガ関だより
公的病院の経営実態調査について/病院の洗たく施設に関する通知について
T.S.
pp.92-93
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202068
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厚生省は,昨年11月,昭和35年度に実施した「公的病院の経営実態調査」の結果を公表した。この調査は,昭和36年3月に,全国の公的病院のなかから無作為に抽出された382病院について,経営調査,給与調査および病院部門別調査を行なったものであり,この調査の実施後同年の7月と12月の2回にわたって社会保険医療費の改訂(平均15%,病院のみでは18%)が行なわれているので,現在の実態を正しくあらわしているとはいえないが,今後の公的病院の指導に必要な資料であるので,その概要について述べてみよう。
1.年間の病床利用状況をみると,精神病院では103%,結核病院は厚生省が85%,都道府県が80%,一般病院では市町村以外80%,市町村が76%で,結核病院以外では全国平均よりも利用率が低い。
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