ナースステーション考・3
佐世保市立総合病院
山口 美代子
1
,
梶原 正樹
2
1横浜市立市民病院看護部
2(株)梓設計設計本部
pp.396-398
発行日 1996年4月1日
Published Date 1996/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901788
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新総合病院建設決定後の看護部の取り組み
佐世保市立総合病院は,県北の中核病院として60年の歴史があり,その間増改築を4回経験し,現病院は1990年に移転・新築した.1985年に部門代表で構成する「建設準備院内委員会」が設置された.看護部は“変革”を目指してソフト面の改革と,患者および働く看護職員を尊重した新時代の病院運営について,基本計画の段階から設計者らの助言を得て協議を重ね,委員会に提言した.
ナースステーションについては,職員が勤務交替しても医療物品の収納探策に迷わない,夜間緊急時に同フロアで物品相互利用を可能とし,看護職員のリリーフ体制をとりやすくする,病室や廊下に物品が溢れないようにする,とし,①面積や設備・諸室形態を共通にして作業拠点を標準化する,②物品収納スペースを確保し,定位置にセットする,ことを基本に据えた.
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