特集 大学病院と関連病院との関係を問う
[座談会]大学病院と関連病院との関係は今後どうなる
大塚 敏文
1
,
石橋 晃
2
,
寺本 成美
3
,
山根 至二
4,5
,
大道 久
6
1日本医科大学救急医学
2北里大学医学部附属病院泌尿器科
3国立長崎中央病院
4前:東京厚生年金病院
5慈生会病院
6日本大学医学部医療管理学教室
pp.142-151
発行日 1996年2月1日
Published Date 1996/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901724
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
大道 本日は,大学病院と関連病院の関係は今後どうなるかという話題で,4人の先生方にお集まりいただきました.
わが国では,大学病院で医師が養成され,そして周辺の医療機関にしっかり臨床の知識,技術,経験を身につけた方が出向いて,地域の医療を支えるというのが医療の基本的な仕組みです.大学の講座あるいは医局は,周辺の医療機関である関連病院と適切な関係を保って今日まできています.しかし,時代の大きな流れを受け,最近はその関係が変わってきているのではないか.さらに最近になって医師の養成の在り方を基本的に見直そうとする動きもあり,改めて大学病院と関連病院の今後の関係がどのようになるか強い関心を呼んでおります.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.