病院の高齢化対策
埼玉・秋葉病院にみる脳神経外科領域での対応
田澤 俊明
1
1医療法人秋葉病院
pp.804-805
発行日 1995年8月1日
Published Date 1995/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901589
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はじめに
「高齢化社会」を迎え,脳神経外科でも人口構成の高齢化に伴う疾病構造の変化が起こりつつある.高血圧症のコントロールが良くなり,高血圧性脳出血は減少したが,生活習慣の欧米化で今後は頸部内頸動脈病変の増加が予想される.また,脳腫瘍,脳動脈瘤,脳動静脈奇形,脊椎・脊髄疾患などについても,高齢で初めて発症する症例も多くなり脳神経外科の症例は全体として増加傾向にある.
われわれの施設は,埼玉県浦和市にある一般病院(医療法人)であるが,これらの問題に対処するため,医療従事者の充足,施設の拡充,設備の充実を図ってきたので報告する.
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