MSWの相談窓口から
とんでもない話ととっておきの話
水谷 祥子
1
1大阪府済生会茨木病院
pp.806
発行日 1995年8月1日
Published Date 1995/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901590
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退院促進or退院援助計画?
今年の大阪の医療福祉研修会のシンポジウムで,ある救急病院に勤務しているベテランMSWのA氏より「病院は,冬の時代.経営努力の観点からは,MSWは退院促進係にならざるをえない」という問題提起があった.
司会者より突然,私が年配ワーカー代表と指名されて,おそるおそる「退院促進係との発言については,そう言わざるをえないような事態になりつつあることを認めるが,今はブラックユーモアとして受け止めておきたい.救急病院での退院援助計画は,時間をかけられない故に,より高度の社会福祉専門性が要求されて大変難しいと思う」と言うと,「水谷さんは,ブラックユーモアと言ったが,病院の機能分類がすすむ中では,今や,退院促進のためにMSWを雇用している病院が増えている.ユーモアとして笑って済まされない時であることを認識すべき」との返答があった.
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