病院めぐり
公立加賀中央病院外科
山崎 英雄
pp.1376
発行日 2003年10月20日
Published Date 2003/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101532
- 有料閲覧
- 文献概要
当院の設立母体は加賀市,江沼郡山中町の両自治体であります.当院の位置する加賀市(人口約7万人)は古くは加賀百万石の分家大聖寺10万石の城下町で,石川県最南端にあり,西方は日本海に面しその海岸線は越前加賀国定公園に指定され,東方には霊峰白山を眺望します.また,上記両市町は山代温泉,片山津温泉,山中温泉を有し北陸屈指の温泉郷を形成するなど風光明媚で恵まれた自然環境にあります.
当院の歴史は古く,明治13年金沢病院(現 金沢大学医学部)大聖寺出張所設立に遡ります.以後,時代の変遷とともに大聖寺病院(明治16年),江沼病院(明治24年),公立加賀中央病院(昭和48年)と名称こそ変わりましたが,地域の基幹病院として一貫して地域住民の健康増進に貢献して参りました.現在,常勤医師は27名,15診療科で,病床数230床,病床稼働率90%前後,外来患者数一日平均約700名であります.当院では,近年の目覚しい医療制度の変革に対応し,効率的な医療を提供するため平成12年にはトータルオーダリングシステムを導入,本年3月にはX線,MRI,内視鏡を初めとした各種検査データの電子化を完成させ,電子カルテ導入への準備進行中であります.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.