主張
病院職員確保の条件
B
pp.553
発行日 1991年7月1日
Published Date 1991/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900954
- 有料閲覧
- 文献概要
超人手不足時代の到来がいわれるなかで,その最も大きな打撃を受けつつあるのが,病院医療界である.なかんずく,看護婦不足は将来の病院の浮沈とも関わる重大問題となっている.厚生省は,平成元年末現在で,約80万2,000人の看護職員が就業していて,看護職員の不足状態が続いているという現状認識を持っている.そして,平成元年末に策定された「高齢者保健福祉推進十か年戦略」や労働時間短縮等に伴う看護需要の増加も勘案する必要があるとして,平成元年5月に策定した看護職員需給見通しの見直し作業を着手したといわれる.
看護職員の確保については,施設の設置場所,規模,設立主体,施設機能,労働条件,などなど種々の要件によって差が生じるもののようである.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.