特別寄稿
21世紀の救急医療の充実に向けて—救急救命士法の成立とその背景
篠崎 英夫
1
,
藤井 充
1
,
山崎 勝彦
2
Hideo SHINOZAKI
1
,
Mitsuru FUJII
1
,
Katsuhiko YAMAZAKI
2
1厚生省健康政策局指導課
2厚生省健康政策局指導課医療関連サービス室
pp.501-504
発行日 1991年6月1日
Published Date 1991/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900940
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平成3年2月26日の参議院本会議,続いて4月18日,衆議院本会議において,全会一致で「救急救命士法」が可決成立した.これにより,救急医療体制を①ホスピタル・ケアと②プレホスピタル・ケアに分けた場合,プレホスピタル・ケアの充実を担う新たなマンパワーの確保が図られることとなった.
救急救命士制度の創設は今後の救急医療体制の中で大きな役割を果たすこととなるが,21世紀に向けての救急医療体制の構築にはプレホスピタル・ケアも含めた総合的な取り組みが必要である.
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