建築と設備・62
公立富岡総合病院
山口 幾義
1
Ikuyoshi YAMAGUCHI
1
1(株)横河建築設計事務所
pp.505-510
発行日 1991年6月1日
Published Date 1991/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900941
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■より確かな医療をめざして—21世紀の地域総合病院へ
富岡市は,高崎から西方に20km,関東平野の奥懐に位置する小都で,古代からこの辺は甘楽(甘良)郡といわれ,その名が示すとおり自然にも恵まれている.また,東の吉野ヶ里といわれている「中高瀬遺跡」が最近発掘されている.
公立富岡総合病院は富岡市と4つの町村からなる甘楽郡,そして多野郡吉井町が病院の主な診療圏であり,その人口はおよそ11万人を数える.産業の中心は農業で,65歳以上の老齢人口の割合がおよそ16%と県内でも高い比率を示している.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.