事例 医療施設間連携
当院における地域連携システムの新しい考え方—東部地域病院
木下 祐宏
1
,
大道 久
2
,
寺崎 仁
3
,
塚田 慎吾
4
Yuko KINOSHITA
1
,
Hisashi OMICHI
2
,
Hitoshi TERASAKI
3
,
Shingo TSUKADA
4
1(財)東京都保健医療公社東部地域病院
2日本大学医学部病院管理学
3日本大学医学部病院管理学教室
4(財)東京都保健医療公社東部地域病院医事課
pp.252-255
発行日 1991年3月1日
Published Date 1991/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900883
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スタートの経緯
我が国の医学医療の進歩に伴い昭和50年,日本医師会長が,「病院・診療所の機能分化と連携」を諮問したあたりから,「病診連携」という言葉があちこちで囁かれるようになった.
しかし一方,医療の現場では「患者を獲られる」と“大病院建設に対して医師会をあげて反対する”といった社会的ムードが根底にあり,“地域における医療資源の有効な活用”あるいは“地域医療レベルの向上”という面で,必ずしも現状は望ましい病診連携が果たされていない,ということはあながち過言ではない.
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