特集 増大する看護ニーズの分析と対応
90年代の看護婦養成—問題点と展望
桑野 タイ子
1
,
三木 福治郎
2
,
田島 桂子
3
Taiko KUMANO
1
,
Hukuziro MIKI
2
,
Keiko TAJIMA
3
1埼玉県立衛生短期大学
2岡山県立短期大学
3厚生省看護研修研究センター
pp.416-422
発行日 1990年5月1日
Published Date 1990/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900640
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少なくない課題
はじめに
わが国の近代的な看護教育は第「次世界大戦後,占領軍(アメリカの看護婦)の指導によって始まったが,それから40年余たった.その戦後から今日まで,看護教育は徒弟式の技能者養成からの脱皮を図り,学校としての組織や設備と運営,財政,カリキュラムなどの諸側面で改善が図られ発展してきた.
戦後の看護教育の改革は,財政的,組織的に病院に依存する企業内教育的色彩の濃い看護婦養成から,独立した学校組織を作り教育内容の充実を図ることであった.
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