特集 診療記録と情報管理
[インタビュー]病院情報システムは病院に何をもたらすか—情報化時代の新しい病院像を求めて
開原 成允
1
,
岩﨑 榮
2
1東京大学医学部中央医療情報部
2日本医科大学医療管理学
pp.856-863
発行日 1993年10月1日
Published Date 1993/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900471
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病院情報システムのわが国における発展過程
岩崎 今月号の特集テーマが「診療記録と情報管理」ということでございますが,本日は開原教授がお見えになっておりますので,全体を府瞰する意味で,まず病院情報システムの現状について伺い,それが,診療記録と情報管理というテーマとどのように関係してくるのか,質疑応答のような形で話を進めさせていただきたいと考えております.
現在,わが国の大半の病院は何らかの形で情報システムを導入していると思うのですが,医事会計に代表されるような病院管理情報システムは普及しているものの,診療情報システムについては積極的に導入してさまざまな可能性を追求している病院がある一方,導入には至っていない,あるいは導入を躊躇している病院も多いのではないかと私は認識しています.
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