MSWの相談窓口から
どんなときも—新人ワーカーとして
国分 洋佳
1
1東札幌病院
pp.263
発行日 1993年3月1日
Published Date 1993/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900322
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病院というところ
私は,1992年4月から勤めたばかりの新人ワーカーである.入院経験が全くない私にとって,日常生活の一環として病院に通うことは,最初のうちは違和感があった.ナースステーションでは医師や看護職の専門用語が飛び交い,病室では寝巻き姿の患者さんが横になっていたりすることが,とても不思議に思えたものである.自分の仕事に関しても,何を,どのようにやれば良いのかさえ分からなかった.先輩ワーカーのスーパーバイズを受け,やっと1年経過して,医療ソーシャルワーカーとしてのアイデンティティを持ちながら,遠和感なく仕事が見えてきたように感じる.
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