Urological Letter・400
夜間頻尿と"臥床による夜間利尿"
pp.859
発行日 1985年10月20日
Published Date 1985/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204151
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筆者らは皆,膀胱機能を自制できない(detrusorhyper-reflexia)ための夜間頻尿と下部尿路閉塞による夜間頻尿とを注意深く区別している。稀な夜間頻尿の原因には,慎重に注意するように教えられてきた。日中の排尿回数は正常かあるいは正常よりも少ない型のものがある。これが夜間頻尿と関連しているのである。
尿流の性状は前立腺の大きさによつて変化することもあるが,変化しないこともある。また,朝になると消えてしまう足の浮腫が,夜寝ている間に現われることがある。この浮腫は確かに病的なものだが,現われないこともあり,患者がよく見ていないので,その浮腫に気づいていないこともある。
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