明日の看護を求めて 看護Travelling Seminar
夜間の看護
園部 梅
1
1東京厚生年金病院
pp.87-88
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203193
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夜間の看護について視察旅行中見聞したことを記憶をたどって書いてみる。何しろはじめての試みに参加させていただいた私どもはお互いに見たことを話合って不足を補いながら目的のセミナーをはたした喜びと安心にしばらく疲れも忘れていたが,時の流れに押流されないうちに学んできたことを実際にどう生かそうかといま私は一生けんめい計画している。
さてアメリカ西海岸およびハワイで見学した病院8カ所はどこも看護人員が余っているところはない。ナースの不足は世界的のものであろうが,勤務体制に対する人員の割当ては日本で考えられないほど豊かなものであった。しかしこの割当てられたメンバーは非常に能率的であり,少しの病院を除いては日中も夜間も人員は仕事の分析から見て大差なく十分に取ってある。
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