特集 ストックからフローへ—総合的物品管理システムをめざして
手術部の物品管理とバーコードシステム
大久保 憲
1
Takashi OKUBO
1
1刈谷総合病院手術部
pp.812-815
発行日 1992年9月1日
Published Date 1992/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900183
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はじめに
手術部はもとより,病院における診療の質的保証(quality assur-ance)が叫ばれている今日,ディスポーザブルの医療材料はますます日常の診療の中に取り入れられてきている.それは患者さんに対して常に清潔でかつ新しい材料,すなわち品質保証されたものを供給しようとする一つの現れである.しかしそのような医療材料の使用が多くなればなるほど病院の資金効率を悪化させ,経営をも圧迫しかねない.そしてさらに医療廃棄物の増加にもつながる.
このような状況の中で,医療材料を適正に管理してゆくことは,健全な資金運用の面からも重要なことになってきている.
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