特集 今日的物品管理をめぐって
物品管理の実際—材料部における物品管理の現況と考え方
山田 一男
1
Kazuo YAMADA
1
1長崎市立市民病院材料部
pp.504-506
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209580
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
医療の分野で使用される物品は,多様化し複雑化の傾向にあり,特に使い捨て商品であるディスポーザブル医材(以下ディスポ医材という)の浸透は目覚ましい.ディスポ医材の客観的な評価の面については,多種類で次々に新製品が開発され,それ故,情報の把握が不足し,その価値判断は難しい.しかし臨床現場での評価は高く,医材の安全性,多様性,業務の効率化を考え,広範囲にわたって使用されている.
このような状況にあって,病院ではディスポ医材をはじめその他の診療材料等,中央材料部(以下中材という)で取り扱う品目も複雑多岐になり,業務量の煩雑化・増大がみられるようになった.そして,中材の整備拡充の必要性がクローズアップされ,効率の高い円滑な運営が求められてきている.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.