建築と設備・76
病院の建築面積とその部門別配分—1980年代
伊藤 誠
1
,
中山 茂樹
1
,
劉 雨揚
1
,
河口 豊
2
Makoto ITO
1
,
Shigeki NAKAYAMA
1
,
Yuyang LIU
1
,
Yutaka KAWAGUCHI
2
1千葉大学工学部建築学科
2国立医療・病院管理研究所施設計画研究部
pp.731-738
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900163
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面積分析の意義
本誌に初めて日本の病院の建築面積に関する分析結果を発表してから早30年近くになる.内容は,その当時の病院がどの程度の面積で建てられているか,そして,その面積を病院内各部門にどのように割ふっているかを見たものであった.
結果は,言うまでもなく時代と共に変わる.特に目ざましい経済成長を遂げた我が国のことである.たとえば,1床当りで見た延べ面積をとっても,当時はせいぜいが30m2前後だった.それが今日では優に倍増している.
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