特集 新診療報酬と今後の対応
改定によって何が生じたか、病院経営はどうなるか
精神病院と併設老健施設では—医療法人静和会浅井病院
浅井 邦彦
1,2
Kunihiko ASAI
1,2
1日本精神病院協会
2医療法人静和会浅井病院
pp.709-712
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900158
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
'92年診療報酬改定は,医療法改正を先取りしたものとも言われ,厚生省の21世紀へ向けての医療システム改革の方向を散見させている.
今回の診療報酬改定内容は,病院と診療所の機能別評価をはっきりと打ち出し,地域医療を二次医療圏毎にすすめて行くにあたり,プライマリケアを診療所が担い,病院は入院部門に重点を置く方向にインセンティブが示されている.病院は入院サービスの向上に力を注ぎ,アメニティとクオリティの改善に取り組まなければ,地域の病院としては機能して行けないことになる.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.