特集 新診療報酬と今後の対応
新診療報酬で良質な看護の提供は望めるのか
今回の改定のねらい—厚生省保険局
森山 弘子
1
Hiroko MORIYAMA
1
1厚生省保険局医療課
pp.713-717
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900159
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改定幅の半分が看護関連に
医療において適切な看護サービスの供給を確保していくためには,看護職員の勤務条件の改善が図られることが重要である.また,現在,基準看護をとっていない6割の医療機関のうち少しでも多くの医療機関が基準看護の承認がとれるようにし,付添い看護のための患者の保険外負担をできるだけ減らす必要がある.
このような認識のもとに今回の改定においては,看護関連に特段の配慮を行った.改定幅5%のうち看護関連に2.6%があてられた.改定の主な内容は次のとおりである.
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