特集 病院経営から考える医薬分業
医薬分業のあるべき姿
病院経営の視点から考える医薬分業の現状と課題への対応
加納 繁照
1,2
1社会医療法人協和会加納総合病院
2一般社団法人日本医療法人協会
キーワード:
医薬分業における非営利性と営利性
,
院内処方と院外処方
,
臨床薬剤師(仮称)
,
医療介護総合確保基金
Keyword:
医薬分業における非営利性と営利性
,
院内処方と院外処方
,
臨床薬剤師(仮称)
,
医療介護総合確保基金
pp.676-680
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211985
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■はじめに
医薬分業は,医師が患者に処方箋を交付し,薬剤師がその処方箋に基づき調剤を行い,医師と薬剤師がそれぞれの専門性で業務を分担することによって,医療の質の向上を図ることを目指す,すなわち医師と薬剤師が相互に専門性を発揮する効果を期待されて実施されたものであるが,果たして現状はどのようになっているのか.病院経営者としての視点から,医薬分業の現状と課題について考え,あるべき姿に導くにはどのようなことが考えられるかについて考察する.
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