特集 地域包括ケア時代における病院の在宅への関わり方
病院タイプ別の在宅支援のあり方
ケアミックス病院の在宅支援のあり方—全病床を地域包括ケア病床とした次世代型地域のホームホスピタル
右田 敦之
1
1医療法人財団興和会
キーワード:
全床地域包括ケア病床
,
二次救急
,
在宅療養支援
,
倫理観
Keyword:
全床地域包括ケア病床
,
二次救急
,
在宅療養支援
,
倫理観
pp.595-598
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211468
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■はじめに
右田病院(以下,当院)は前身の右田醫院創業から,一昨年(2019年)で100周年を迎えた.戦前からの救急医療は,指定二次救急医療機関として引き継がれ,許可病床数82床(現在)と小規模ながらも東京都八王子市地域の救急医療の一翼を担っている.
超高齢社会における高齢者医療への取り組みは,救急から在宅まで首尾一貫した運営が患者本位と捉えており,高齢者の増加に伴い2018年には全床を地域包括ケア病床に病棟を再編している.さらに病床稼働の高止まりや,それによる救急車搬送受け入れの機会ロスをなくすべく,現在病床数を118床へ増床工事中で,本年(2021年)7月にリニューアルオープンさせる予定である.
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