連載 医療現場の「働き方改革」医療の質を担保しつつ労働負荷を低減させる方法・12【最終回】
人を育てる人事制度
福島 通子
1
,
古矢 和義
1
,
金子 進
1
1塩原公認会計士事務所
pp.963-967
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211327
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医療の質を担保しつつ労働負荷を低減させるために,どのように「働き方改革」を進めたらいいのか,さまざまな視点から検討してきたが,やはり,最終的には「人」にたどり着く.効率化を進め,ICTを活用しても,医療従事者の意識が変わらなければ効果は望めない.「人」という医療資源を最大限に活用するために何をすべきか.労働時間や制度の整備だけでは足りない.もう一つ,「人を育てる」という視点が必要ではないか.人材を育成することで得られる効率化もある.モチベーションが上がれば医療の質が向上する.今回は,モチベーションを高め,人を育てる人事制度について考えてみたい.
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