特集 本格化する病院のアウトカム評価
回復期リハビリテーション病棟におけるアウトカム評価
宮井 一郎
1,2
1一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会 保険・調査委員会
2社会医療法人大道会森之宮病院
pp.896-902
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211094
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●診療報酬上の回リハ病棟のアウトカム評価は,在宅復帰率,重症患者の受け入れとADL改善,ADL改善効率が用いられる.ADL評価にはFIMが利用される.
●ADL改善効率を病院間で比較できる指標として,入退院時のFIM利得を在院日数で除したFIM効率の疾患差を補正する実績指数が2016年に導入された.
●改定年度には入院時FIMの点数が下がることで,FIM利得,実績指数が増加する傾向が明らかであり,第三者評価の受審などを通じた適正な評価が求められる.
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