特別記事
院内の多職種連携を促進する医療連携推進チームの成果
細田 悦子
1
1産業医科大学病院
pp.590-595
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211019
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■病院組織における多職種連携の課題
医療制度改正や医療の高度化に伴う業務の増大により,医療現場が疲弊している.産業医科大学病院(以下,当院)を含む多くの病院で,各部門・職種はその使命の下,精一杯の努力で職務に当たっているが,その役割や専門性ゆえに医療のプロセス全般や多職種の実情を俯瞰的に把握できていない部分がある.そのため,多職種間でのスムーズなコミュニケーションが十分とは言えない状況があり,各部門間の無用なトラブルの発生や連携不足による「非効率」がさらに業務負荷を増やしていることもまれでないと考えられる.
そこで,当院の取り組みとその成果を紹介したい.
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