実践報告
都道府県立病院への是正勧告から考える医療従事者の「働き方改革」
加藤 明子
1
,
福島 通子
1
,
加納 明夫
1
,
岩井 信也
1
,
奥林 美智子
1
,
日隈 久美子
1
,
鈴木 裕希
1
1メディカルケア・ワークデザイン研究会
pp.876-881
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210833
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要旨
都道府県立病院が2014年4月〜2017年5月に労働基準監督署から受けた是正勧告および改善指導(以下,是正勧告等)と是正報告および改善報告(以下,改善報告等)を調査した.その結果,49施設が是正勧告等を受けていた.指導条項としては,労働時間および法定時間外,休日および深夜労働に対する割増賃金に関する違反が多いことが判明した.医療機関側からの是正報告では,労働時間の適切な把握や勤務体制の見直し,職員への注意喚起,安全衛生委員会の活用などがあった.
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