連載 「働き方改革」時代の労務管理・4
—労務管理に効く制度②—固定残業代制度・変形労働時間制度のポイント
越本 幸彦
1
,
今枝 史絵
1
,
吉田 郁子
1
1弁護士法人御堂筋法律事務所
pp.740-743
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210797
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前回は,病院の労務管理に効く制度として,固定残業代制度と変形労働時間制度の2つがあること,このうち固定残業代制度は,誤用すれば経営上の大きなリスクとなる一方,正しく使えば有用であることをご説明し,その有効要件に触れた.
固定残業代制度は,取り入れている病院も相当数あるが,有効要件を1つでも満たさないと無効となり,逆に,病院経営上命取りとなりかねない,まさに取扱い要注意の制度である.今回も前半で,実務対応のポイントを含めて,より詳細に有効要件をご説明する.
後半では,変形労働時間制度についてご説明する.
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