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よろこびあふれるまちづくり—医療法人博仁会 志村大宮病院
pp.271-273
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210681
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■地域包括ケアのその先へ
志村フロイデグループ(SFG)の中核を担う志村大宮病院は,この地域へ公的急性期病院が誘致された際に機能分化を迫られた.急性期以降の患者を引き受ける方向へ舵を切り,リハビリテーション・緩和ケア・認知症ケアを3本柱として地域住民の安心を支えている.
1996年志村大宮病院院長,1998年医療法人博仁会理事長に就任した鈴木邦彦氏は,日本医師会常任理事の立場で3期6年を務めた中医協委員を退任する際,「地域の医療と介護を支援する病院が必要だ」と提言し,それが2018年度の改定で「地域包括ケア病棟入院料」へと結実した.同時改定により,制度上の医療と介護の連携は進むだろう.しかし,はたしてそれだけで高齢者の生活を支える病院となれるだろうか.
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