特集 「生きる」をデザインする病院—医療の再構築に挑戦する
人口問題と価値観の変化—個人の老い方・死に方はどのように変わっていくか,そのために医療機関がなすべきことは
高橋 泰
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1国際医療福祉大学大学院
pp.682-688
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210545
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●明治・大正世代,昭和二桁世代,団塊の世代と進むにつれ,「どう老いたい,どう亡くなりたい」という平均的なイメージが劇的に変化し,家族もケアの提供側もその価値観の変化に対応する方向で,今後老い方や死に方が急速に変わるだろう.
●早期のリハビリやハイテク機器の導入や効果的なトイレ誘導を含めた手段を駆使し,死ぬ直前までトイレに行き続けるのが,2025年の老い方の主流になる.
●食べる元気がなくなったら穏やかな死を選択するのが,2025年の亡くなり方の標準になるだろう.
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