特集 検証 平成28年度診療報酬改定
[事例]地域医療は守られたか
地方の医療への影響—中山間地国保病院の立場から
籾井 眞二
1
1国東市民病院
pp.959-963
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210378
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●不採算地域に設置された国保直営診療施設は人材・財源不足が宿命であり,国東市民病院も長年苦しんできた.
●医療崩壊の中でも独自の地域包括ケアシステムを推進することで,結果的に地域医療構想を先取りできた.
●中山間地国保病院では自治体病院の制約を乗り越えて,思い切った人材登用や分析力・経営企画力を高める必要がある.
●地域包括ケアシステムの推進,維持のために「地域包括ケア支援病院」という概念を提案したい.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.