特集 IPWの時代─チーム医療のための多職種間教育
多職種協働のための教育—IPEからTPEへ
伴 信太郎
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1名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻総合診療医学分野
pp.408-412
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210111
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●「地域包括ケア」の多職種協働は,日本では既に長い歴史がある.しかし,それは限られた地域に限定されていて,卒前教育や卒後研修にもほとんど反映されてこなかった.
●医療専門職は生涯にわたって学習を続けていく必要がある.これからの多職種協働は,どこかに先例があるわけではない.そのために柔軟に思考し,日本の保健・医療制度に見合ったシステムを地域ごとに創造的に構築していかなければならない.
●多職種協働は,住民を巻き込んだものでないと継続性は維持できない.このようなcommunity-based transprofessional activityは日本が世界に発信すべき重要なモデルである.
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