特集 看護学を知りたい!―医師のための看護学入門
【看護学教育の変化】
Interprofessional Education(IPE)
大塚 眞理子
1
1埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
キーワード:
IPE
,
IPW
,
患者中心
,
パートナーシップ
,
コミュニケーション
,
信頼
Keyword:
IPE
,
IPW
,
患者中心
,
パートナーシップ
,
コミュニケーション
,
信頼
pp.487-489
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101946
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看護学教育におけるIPEの位置づけ
文部科学省は,看護学教育の在り方に関する検討会報告(2004年)で,看護実践能力の大学卒業時の到達目標の一つに「ケア環境とチーム体制整備能力」を掲げた.利用者の個別ニーズを充足する連携・協働ができ,チームの一員として自覚と責任ある行動がとれることなどが示された.しかし,そのための具体的な教育方法は示されなかった.
英国から日本に導入されたIPEは,多職種が連携・協働して援助活動を行うための教育方法である.看護学教育にとってIPEは,専門教育の一部であり,いわゆるチーム医療やチームアプローチ,さらに地域の機関間連携を担う人材育成に不可欠な教育である.
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