特集 IPWの時代─チーム医療のための多職種間教育
—多職種チームをまとめ,患者の多様なニーズに応える—「地域包括ケア・コンシェルジュ」の育成—エビデンスに基づいたチームトレーニングのすすめ
種田 憲一郎
1
1国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部
pp.414-419
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210112
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●超高齢社会を迎え,病院の役割も変わりつつある.すなわち,医療・介護・予防・住まい・生活支援サービスが切れ目なく,包括的に確保される地域包括ケアシステムを構築していくことが求められている.
●地域の病院がこの一翼を担うためには,患者のニーズを適切に把握し,院内および院外・地域の資源を活用して,そのニーズにチームで応える「地域包括ケア・コンシェルジュ」の育成が必要である.
●その育成には患者・家族もチームの一員・パートナーとして考慮し,エビデンスに基づいたチームトレーニング「チームSTEPPS」が有用である.
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