特集 IPWの時代─チーム医療のための多職種間教育
TQMを活用したIPE/IPWの可能性
狩野 稔久
1
,
広瀬 強志
2
1公益社団法人益田市医師会立益田地域医療センター医師会病院
2公益社団法人益田市医師会立益田地域医療センター医師会病院 リハビリテーション科
pp.438-441
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210117
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●超高齢社会を見据え,医療・介護のパラダイムシフトが求められている.われわれはこれに対応するため,組織横断的なチームとしてのIPE/IPWに傾注する必要が出てきた.
●しかし医療機関は極端に専門分化した専門職集団からなる組織であり,部署ごと・専門職ごとに「たこつぼ」化した縦割り構造であることが,その推進を難しくしている.こうした硬直化しがちな組織で,TQMはIPE/IPWを円滑に進める下地となる可能性がある.
●TQMを活用した「地域包括ケアシステムの構築」をテーマに,当院のリハビリテーション科管理職によるQCサークルが取り組んだ事例を紹介する.
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