特集 地域医療構想─来たるべき大変革の特効薬たりえるか
行政計画としての地域医療構想(ビジョン)—地方分権がどう影響するか
伊関 友伸
1
1城西大学経営学部マネジメント総合学科
pp.187-191
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209808
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●厚生労働省は,地域医療ビジョン策定に当たって「ガイドライン」を示すが,地元医師会や各医療機関と直接に接する都道府県と利害対立(意見相違)が起きる可能性がある.
●医療計画の策定は都道府県の自治事務であり,国の通知は「技術的な助言」に過ぎない.法令等の解釈運用権は自治体側にも与えられている.
●ビジョン策定についての国の関与には限界がある.計画策定に関してデータを基にした医療関係者,保険者その他の関係者のいわゆる「協議の場」が重要となる.
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