特集 地域包括ケア病棟は医療を変えるか
都市部の中小民間病院の立場から地域包括ケア病棟を考える
猪口 雄二
1
1医療法人財団寿康会
pp.34-38
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209770
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●「地域包括ケア病床」に先立って全日本病院協会が提唱した「地域一般病棟」および四病院団体協議会が提言した「地域医療・介護支援病院」の考え方があった.
●高齢化が深刻となる都市部における中小民間病院には,急性期後のリハビリテーションを中心とした在宅復帰支援,病状増悪期に対応できる在宅療養支援が可能な“Community Hospital”としての役割が求められる.
●地域包括ケア病棟(病室)は診療報酬上定額方式にしておくと,回復期リハビリテーション病棟の機能と同等になってしまいかねないため,急性期部分の評価により設立趣旨に沿う機能を持たせる必要がある.
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