特集 病院機能と臨床検査部門の見直し
トータルオーダリングシステムによる臨床検査情報処理
鏑木 恒男
1
,
望月 康弘
2,5
,
大久保 秀夫
3,5
,
平田 毅
4
,
中島 孝夫
4
Tsuneo KABURAGI
1
,
Yasuhiro MOCHIZUKI
2,5
,
Hideo OHKUBO
3,5
,
Takeshi HIRATA
4
,
Takao NAKAJIMA
4
1静岡県立総合病院
2静岡県立総合病院検査部
3静岡県立総合病院小児科
4公立陶生病院臨床検査部
5静岡県立総合病院医療情報室
pp.856-861
発行日 1989年8月1日
Published Date 1989/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209658
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静岡県立総合病院の現況
オーダリングシステム
近年の急速なコンピュータ技術の発展は医療の分野にも大きな影響をもたらしている.医事会計部門のコンピュータ処理はすでに多くの病院で行われており,最近の医療機器の多くはマイクロプロセッサを内蔵するようになってきた.
医療情報処理のコンピュータ化をさらにすすめ,病院内で発生する情報そのものを発生源で捉え,コンピュータを用いて一元的に管理するという試みがオーダリングシステムである.システム導入の結果,情報が効率的に利用されるため,病院内の事務作業を著しく減少させ,部門間での伝達ミスをなくし,待ち時間の短縮など患者サービスを向上させる等の効果を期待することができる.
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