辛口リレーエッセー 私の医療論・病院論
病院の自浄作用
安藤 静男
1
Shizuo ANDO
1
1山形市立病院済生館
pp.514
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209583
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前々回の本欄の執筆者・品川信良先生(現・青森県立中央病院長)は,私が青森県厚生連大三沢病院長時代の昭和29年当時,弘前大学産婦人科の助教授であられ,非常にお世話になった.朝鮮戦争終結後まもない青森県三沢市は,日本の上海ともいわれ,混沌とした世情のなかにあったが,それにもかかわらず,品川先生は,教授就任の直前まで,快く当院の産婦人科の指導を引き受けてくださった.
前回の丹野三男先生には,「将来の都市型病院のあり方」を教えられた.氏は同時に,全自病・日病会長諸橋芳夫先生の「病院論」の深い理解者でもあった.
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